会社情報
会長挨拶
「50年の歩み」
薬科大学を卒業後2年間、薬品会社の東京支店勤務を経て、昭和40年(1965)2月10日、当時薬局間の距離制限が出来るという事で、急遽広島に帰り、薬局を開設しました。
その後、距離制限は撤廃されましたが、今ではそれを知る人も少なくなりました。
開設当時の社是は「健康と美・それが願いです」を掲げ、薬局に相談に来て良かったと、患者が安心の笑みを浮かべて帰って行く薬局創りを目指す事から始めました。
その当時はOTC全盛期、「飲んでますか」と三船敏郎が差し出せば自然と売れていた時代です。
とはいえ、俄か薬局を開設したものの販売方法等全く分からず、必死の思いで勉強したことを懐かしく思い出します。また、メーカーや問屋も良く協力してくれ、中でもS製薬では、派遣社員と一緒に販売方法を徹底的に学びました。
今では考えられませんが、DMを出す際には、区役所等に出向き、住民票を写し出したこともあります。それでも売り上げは急速には伸びず、思案の末、多店舗展開することとなり2年ごとに3店舗造りました。スーパーの中にも1店舗造り、日曜祝日、休日なしの10年間送ることとなりました。
昭和49年(1974)が分業元年と言われていますが、私は近い将来、必ず医薬分業が進展すると確信していました。その中で布石を打って開局していた所に、眼科の処方箋が出る事となりました。
それが昭和53年(1978)でした。ここで医薬分業の時機到来を認め、薬局を2店舗に整理統合して再出発と致しました。
マンツーマンによる医薬分業が怖いのは対医師が亡くなった時で、当薬局も例外ではなく大きな打撃を受けることになります。そこから数年は辛苦を舐める事になりましたが、再出発の機を伺いつつ誠実かつ地道に薬局を守って参りました。
平成に入り、幸いにして地元の方々の信頼を得て、現在7店舗の薬局を開設するに至りました。
時代は医療業界も目まぐるしく変化向上し、在宅居宅へと進んでいます。
薬局として、地域医療の向上に少しでも役に立てばと考え、社是を医師、薬剤師、患者の連携含めての、「協調と和」和を以て貴しとなすとし、開設当時の「安心の笑みを浮かべて薬局を出る」を目指して30名近くの社員一同一丸となって頑張っています。
平成26年(2014年)には世代交代をし、企業努力で若い役員同士で6年制薬学教育に対応した薬剤師教育を責務として内外ともに実践しつつ、発展する薬局を目指しています。
今後ともよろしくお願いします。
有限会社加藤薬局 会長 加藤哲也
社長挨拶
加藤薬局は、「協調と和」を経営理念に掲げ、広島市安佐南区を中心に展開している地域密着型の調剤薬局です。
そのために、従業員が生き生きと働ける環境整備も整え、患者様に信頼していただける土台作りを進めています。未来の薬剤師でもある薬学生の実務実習教育にも力を入れ、受け入れ体制も充実しています。
医療業界は大きな変革の時を迎え、患者様の要望も時代の流れとともに変化し続けております。
これまでの「医薬品の供給拠点」という"モノ中心"のイメージから脱却し、より丁寧に患者様にケアする"人中心"のサービスへと生まれ変わっています。
医師との連携による地域包括ケアシステムへの参画や、地域の健康情報拠点としての役割、予防医療啓発への取り組み等、かかりつけ薬剤師として患者様に寄り添いながら地域に必要とされる薬局づくりが求められています。この改革の時代を全従業員が一丸となって、勇往邁進しサポート体制の確立を図ります。
常にチャレンジし進化していく会社へ、精進して参ります。
代表取締役社長 加藤頼孝